2016-12-22

空港外に伸びる謎の行列、成田空港Nカウンター|成田空港T2 日本

成田空港第2ビルNカウンター Narita Airport T2 N counter
成田空港第2ターミナルビルをプラプラしていると、空港の出口に向かって伸びる謎の行列を発見しました。通路の真ん中に突如そびえる”Nカウンター”の看板には、見慣れないエアアジアの文字が。




成田空港にはLCC専用の第3ターミナルがある

成田空港 早朝 Narita Airport in the morning
ここ10年で急速に便数・乗客数を増やしているLCC(ローコストキャリア)。

私は時間の節約を重視するためビジネスでもプライベートでもLCCは選択肢に入れないのですが、お買い得な運賃やエアアジアを代表とする”ちゃんと使える”LCCが増えた事で、一般的な需要はむしろ増加傾向にあると思います。

日本でも遅ればせながらLCC需要に合わせて、LCC専用ターミナルを設置し対応する地方空港も増えています。

成田空港も例外ではなく、第2ターミナルの並びに第3ターミナルを新設し対応をしています。

ところが、第3ターミナルが存在するにも関わらず、私が歩いていた第2ターミナルにも、LCCである”エアアジア”のカウンターがあったのです。




タイ・エアアジアXのカウンターだった

成田空港第2ビルNカウンター Narita Airport T2 N counter 2
どう見ても空港の出口なのですが、これがNカウンターの入口です。外へ出ると見せかけて、建物の一角が増築されており、そこが比較的大きなカウンターとなっていました。

随分雑な扱いだな・・・と思ってしまいますが、LCCにとってはこの程度で十分なのでしょう。第3ターミナルが出来る前にもLCCは就航していた気がするので、それまでの臨時カウンターをそのまま使用しているのかもしれません。

そもそもカウンターというのはただの手続き場所ですし、屋根があればどこでも良いと言えば良いですよね。とは言え、せめて自動ドアを開放してあげるとか、取っ払うとかそれ位はしても良さそうな気はします。

成田空港第2ビルNカウンター Narita Airport T2 N counter 3
出口付近ではタイ・エアアジアXのクルーが打ち合わせをしていました。完全に”通路の脇”なのですが、お構いなしにブリーフィングが続きます。

適当な感じかと思えば、立ち振る舞いはバシッとしていて、外見からはレガシーキャリアと遜色ありません。各員とも黒い喪章をつけており、タイ国王崩御に対しての配慮もしっかりなされています。


成田空港側の諸事情も色々とあるのでしょうが、中途半端なカウンター位置やターミナルの区別はかなり分かり辛いとの印象です。

まだまだ訪日旅行者が増加する可能性は高いと思いますが、色々な部分が中途半端で、本当にこれで大丈夫なのだろうか?と感じずにはいられません。

ACCESS:成田空港第2ターミナル






関連記事